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東京の家族信託・相続相談窓口 なぜ遺言書を作成する人が少ないの?その1
2019/01/05
2019年は相続法が大幅に改正される年です。
第一弾として1月13日自筆証書遺言の改正がされます。
自筆証書遺言書の改正の内容の前に
なぜ今まで日本人は遺言書を作成する人が少ないのか
なぜ今後遺言書を作成する必要性があるのか
遺言書を作成するとどんなことが待っているのか
そこのところをお伝えします。
そのあとで自筆証書遺言の改正部分の内容に入りたいと思います。
最初に自筆証書遺言の改正のご説明をしても、そもそも遺言書を作成する必要性を感じなければ、無意味なことになってしまいます。
お客様にとって一番大事なのは、遺言書の作成の仕方ではなく、遺言書を作成する必要性、遺言書を作成する価値があるかなのです。
まず一つ目、なぜ日本人は遺言書を作成する人が少ないのか
私の持論になりますが、色んなお客様とお話をしてきた結果、
1 いつかは作成するつもりはあるが、まだ必要ないと思っている。
2 子供たちで話し合って決めてくれるだろう
3 長男が相続するものだと思っている
4 遺言書を遺すほど財産がない
大体大きく4つに分かれます。
1は必要性は感じてるものの、今すぐじゃなくても良いと思ってる、このお言葉を聞くことが多いです。人間は緊急性が高くないと行動をしません。
遺言書にとって緊急性が高いときとは、ご自身が身体の不調を感じはじめたときです。
断言します!!身体の不調を感じてからでは、ちゃんとした遺言書を作成することはできません。そもそも、遺言書自体緊急性を感じてから作成するものではありません。
緊急性を感じて作成するものは「遺書」です。遺言書と遺書が一緒の扱いになってます。
遺言書は緊急性を感じてから作成するものではないのです。
その2につづく