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東京の家族信託・相続相談窓口 なぜ遺言書を作成する人が少ないの?その3

2019/01/08
遺言書

なぜ遺言書を作成する人が少ないの?その1、その2にで遺言書を作成しない理由を見てきました。

 

遺言書を作成する必要がないと思われてる方は1から4のどれかに該当されたと思います。

 

1から4に該当された方!!その考えは今すぐ捨ててください。

 

【あなたが亡くなった後、残された相続人が100%争います】と断言することはできません。

しかし、これだけは断言できます。遺言書など生前相続をしていれば、争いを避けることは可能なのです。

 

遺言書を遺す意味とは、価値はどこにあるのか

 

遺言書はあなたの想いを形にしたものです。

 

ただ財産を指定した文章ではありません。

あなたの想いが詰まった文章なのです。

 

あなたの想いはただ心で想ってるだけでは相手に伝わりません。

相続という行為は、あなたの想いを形に表しさらにその形は法に沿った形として遺さないといけません。

 

あなたと配偶者、子供二人の家族構成でみていきましょう。

あなたが会社の経営者で、長男が専務でありいずれ長男が会社を継ぐとしましょう。

次男は会社にノータッチです。会社を継ぐ気は全くありません。

あなたはの資産は自社株と自宅がほとんど占めており、預貯金はほとんどありません。

あなたは長男が会社を継ぐので長男に自社株を相続するのは自然なことだと思ってます。次男も納得することだろうと。だから遺言書を遺す必要がないだろうと。

 

この考え、想いははとっても危険です。

あなたの想いは次男には何も伝わってないので、ちゃんと想いを形として遺さないと、兄弟で争うことになりかねません。

次男が会社に関わってなっくても、長男と同じ相続分を受け取る権利があるのです。

一番危険な言葉

【うちの兄弟(姉妹)は仲がいいから大丈夫】

両親が健在のときに、実際に財産を分けるという状況にないい今は参考になりませ。

兄弟(姉妹)間には経済格差があったり、子供の数などの違いから、相続分割についての考え方が異なります。